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省エネルギー実施優秀事例「資源エネルギー庁長官賞」決定

2009.02.10

当社が取り組みました、「連続鋳造ビレットの直送圧延と高性能工業炉導入による省エネルギ-・省資源」が、
平成20年度省エネルギ-優秀事例表彰(財団法人 省エネルギ-センタ-主催)において「資源エネルギ-庁長官賞」を
受賞いたしました。

表彰式は、平成21年2月10日(火)に東京ビッグサイトで執り行われ、また省エネルギー実施優秀事例発表会にて
当社事例を発表いたしました。

省エネルギ-・省資源と地球温暖化防止が世界的な課題となっている中で、当社では平成16年10月より鉄筋棒鋼製造の
圧延工程において、最も省エネ・省資源効果の大きい方法である直送圧延(DR=Direct Rolling)の調査・研究に入り、
平成19年夏に約29億円の設備投資(内約5億円はNEDOからの支援)を実施、平成20年に入り直送圧延を開始しました。
本事例は、製鋼の連続鋳造ラインで製造されたビレットを、新設ロ-ラ-テ-ブルで搬送し、パワ-アップした圧延ミルラインにて
ビレット顕熱を最大限有効利用して、無加熱で圧延する直送圧延操業を実現すると共に、直送圧延できなかった

これらの総合効果として、LNG燃料原単位を18.6m3/tから2.5m3/tへと大幅に削減、原油換算で年間約6,200klの省エネと、
年間約12,000tのCO2排出量削減を実現しました。また、圧延歩留向上および合金鉄削減等の省資源も含めた
省エネルギ-・省資源効果は年間約8億円となっています。

「社長コメント」
 今年度の省エネルギー全国優秀149事例の中で、当社の直送圧延が「資源エネルギー庁長官賞」を受賞できたことは
 大変名誉なことであり、社員全員でこの喜びを分かち合いたい。
 昨年12月の直送圧延率は95.5%を達成するなど操業は順調であるが、
 現下の厳しい環境の下、製鋼・圧延一貫操業体制を充実強化して、更に直送圧延能力のフル発揮に努力する所存です。
 また、当社の直送圧延設備の導入および操業にあたって、株式会社トーカイや大谷製鉄株式会社等、先に直送圧延を
 開始されていた電炉各社に種々ご指導いただいたことに対し、この場を借りて深く感謝申し上げます。

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